お弁当は20150602

お昼はほぼパンをいただきますが、パンのお供は何にしましょう。ジャムもよいですがついつい糖分を取りすぎてしまうので、チーズサンドイッチにして持っていきます。

今でこそチーズブームでいろんなチーズが割とどこでも買えますが、30年前は輸入チーズもあまり見かけず、道産チーズもほとんどない時代でした。大手乳業メーカーの北海道カマンベールくらい。その頃、デパ地下でチーズの伝道師のようなお方がいたのです。どんどん試食させてくれて、説明してくれる、いわゆる試食販売のおばさんなのですが、気合の入り方が違いました。かなり有名なお方なので、覚えている人もいるかもしれません。とにかくいろんなチーズを教えてもらいました。

ナチュラルチーズ初心者はまず白カビ系のクリーム増量タイプ。まろやかで食べやすい。次に青かび系。これはまろやかから癖の強いのまでいろいろです。青かび系がおいしくなると、次は羊乳チーズ。これがまた独特です。ここまで来るのに10年はかかったと思います。その間、伝道師様は薄野のデパ地下から、駅前のデパ地下へと移っていました。

やがて伝道師様の姿を見かけなくなった頃、ハードチーズに目覚めました。これがパンにはさむのにぴったり。においも控えめで、お弁当に持って行っても周りに迷惑がかかりにくいと思います。ブルーチーズなどはにおいがきつくて、食べてる本人はよくても周りが迷惑しますね。初心者のころは、ハード系はプロセスチーズとの違いがよく分かりませんでしたが、いろいろ味を覚えた後でいただくと,こくとうまみが熟成されるほどに増していきお値段も増してゆく。日持ちしますから、セールでまとめ買いします。というわけで、チーズサンドのお弁当が確立しました。栄養もあっておいしくて簡単で、満足しています。

レンズケアの仕方、間違っていませんか?20150530

安全性も高くなり、健康な眼にはほとんどトラブルを起こすこともないコンタクトレズですが、ケアの仕方をずっと間違えてやっている方が時々いらっしゃいます。昨日までなんともなくてもトラブルの原因になることがありますし、体調が悪かったり、眼に小さな異常があるときは、重症の眼障害を起こすこともあります。2週間ごとに交換するコンタクトレンズだと、調子悪くなった頃新しいレンズに取り換えてまた調子がよくなるので、気づかないことも。

1番多い間違いは、こすり洗いが必要なのに、つけ置きだけでよいと思っている場合です。ソフトコンタクトのケア用品は大きく分けて2種類、こすり洗いが必要なタイプとつけておくだけでよいタイプです。つけ置きだけのものは、泡が出るか、色が変わるか、何かしら見た目の変化を伴い、洗浄ケースも持ち運び用のメガネ型の小さいものではなく、網の着いたホルダーにセットし、バケツ型のケースに入れるタイプがほとんどです。一方メガネ型のケースにつけ置くタイプは、ケースに入れる前に必ずこすり洗いを必要とします。説明書きの、こすった後につけ置き、という前半の『こすった後に』がすっぽり抜けて、つけ置きすればよいと思い込む間違いですね。このタイプは汚れたままつけ置いても、消毒効果=ばい菌を殺す効果 が発揮されず、つけ置き中に細菌が増えてしまう可能性さえあります。そんなレンズを次の日つけたら、角膜に傷があれば細菌感染を起こしてしまうかもしれません。

次に意外と多いのが、こすり洗いするタイミングの間違い。コンタクトレンズを外した後そのままケースに入れてつけ置き、次の日つける前にこすり洗いするという方。しかし上にも書いたように、汚れたままつけ置いても消毒されません。眼に入れる前にきれいさっぱり洗いたい気持ちもわからなくはないですが、こすってからつけ置く意味は、消毒のためです。それにばい菌以外のタンパク汚れなども、一晩置くより、すぐのほうが落ちやすいです。必ずこすってからつけ置きしてくださいね。

そのほか、レンズの内面(角膜側)だけこするという間違いもあります。外面(まぶた側)をこすらないと特に化粧品などの汚れが残り、まぶたに触れて結膜炎の原因になることもあります。また、こする回数は20~30回くらいが適当です。10回以下だと汚れが落ちていないかもしれません。

特に初めてケア用品をつかう方には正しく覚えて帰っていただくよう注意していますが、時々確認してみなくてはね。

初めての老眼20150527

人が最初に老化に気づくのは眼から、とも言われています。

父の近視と母の遠視がうまくミックスされて正視に生まれついた私は、40歳までは見え方に困ることは全くありませんでした。患者さんで視力表の1番上が見えなくて恥ずかしいとおっしゃる方がよくおられますが、視力表の1番下が見えるのはもっと少数派で、これも恥ずかしいものです。高校大学の視力検査では、1番下がなんとなくわかりそうでも、『わかりません』と答えていました。

さて、老眼の最初の症状とはどんなものでしょうか。細かい文字が見づらくなる?それは老眼が明らかになったときの状態です。それまでよく見えていた私が41歳になって、最初に気づいたのは、「遠くが見づらい」でした。それまで2.0近くあった視力が1.0くらいに下がったのです。老眼とは、眼の調節機能の低下です。軽い乱視があった私は、若いころは十分な調節機能により遠くまで見えていたものが、老化で調節が働かなくなりぶれて見えるようになりました。五線の楽譜が六線に見えて困るようになったので、メガネを作りました。多くの人は初めから1.0位の視力なので、このごく初期の老眼の症状に気づくことは少ないのでしょうね。

老眼の始まりを自覚しても、しばらくは本を読むのにもさほど困りません。少し離せば見えますので。非常に不愉快だったのは食事の時です。こんなに不愉快なのに、食事時の不愉快を訴える患者さんがいないのが不思議でなりませんでした。料理を口に運ぶ時、食材のディテールが良く見えなくて、楽しさ半減します。本と違って、眼から離してしげしげ見つめるものでもないので困ります。みなさん気にされていないんでしょうか?仕事や作業じゃないので困らないのでしょうか。

で、先日、はじめて「料理が見えなくてつまらない」とおっしゃる方がいて、心の中で「そうでしょそうでしょ」と叫んでいました。独りよがりの思い込みではないということで、これからは、積極的にこの点も推していきましょう。今は見えないのにも慣れてきて、昔のテレビドラマで夜、鼻眼鏡にして帳簿つけているおばさん状態になってしまいました。それもまた味があるというもの。

J.S.バッハ20150525

中学生のころピアノを習っていました。初級の終わりころに取り組む、いわゆる『バッハインベンション』、これが何度弾いてもよくわからない。3曲目くらいで先生があきらめて、1番だけやってください、と先へ進むことを許されませんでした。そんなことで、ピアノと音楽の道をそこで挫折し、高校では吹奏楽のフルートだけを継続しそれも卒業と同時にやめてしまいました。

高校のころからクラシック音楽を聴くようになりましたが、バッハは意識して避けていたように思います。ずっと苦手意識を持っていました。

それから20年以上の時がたち、フルートを再開することになりました。フルートの曲を色々聴くうち、やっぱ、バッハだな、と。バッハの曲を吹けるようになりたい、という目標を掲げて練習に励みました。2年くらいでまず、管弦楽組曲第2番に取り組みました。舞踊音楽で、有名な曲なのでまずは入門編としてさらっとやってみます。そしてさらに月日は流れ、ついにフルートソナタに取り組むこととなりました。練習だけでなく勉強もしなくては。

まずは平均律と純正律について。『平均律クラヴィーア曲集』って誰が訳したのか知りませんが、原題は平均律ではないとか。バッハの時代は平均律はまだ広まっていなくて、純正律から移行途中の音律が使われていたとか。音律の歴史や物理的なことを勉強してみました。そして、バッハの音楽の背景。当時は音楽といえばほぼ宗教がらみだったようで、宗教観がどう曲に出ているのか、今勉強中です。バロックの形式や決まり事もわからないことだらけだし。課題は次々出てきます。大バッハ先生にリベンジなるか?乞うご期待。

おいしいパン屋さん20150524

去年、お気に入りだったおいしいパン屋さんが閉店しました。10年位続いていたのですけれど。その2年前にもオープン3年位で閉店したおいしいパン屋さんがあります。おいしいと思ったパン屋さんも2,3年で閉店することが多い気がします。おいしいだけではお客さんは来ないのですね。難しい。食べ物はやはり、顔の見える作り手の作ったものが安心なのですが。

大企業が大量生産で作るものは、一定の品質のものを安定して効率よく製造しなければならないので、いろいろ添加物が入りがちですね。原材料も原価を下げるためにいろいろ努力しますから、産地を明らかにできなかったり。独立したパン職人は自分の技と信念で仕事ができますから、本当においしいものを作るとなると経費が掛かりすぎるのかもしれません。おいしいパン屋さんはそこが難しいのかな。

宣伝の力を活用すればいいでしょうか。3年位前にオープンしたパン屋さん、はじめていったときの印象は、おいしいんだけれど、値段が高いし、接客が高飛車な感じでこれでお客さん来るんだろうかと心配になりました。それでも行くたびに接客が良くなり、お客さんの数も増えているようでした。そしてついに去年駅前通りの新しいビルに2店目を出してしまいました。ここならお客さんは来るだろうし、閉店する心配もなく、いつでもおいしいパンが食べられそうで一安心です。そしてこの店が、あの有名なタレント事務所の関連会社だと知りました。タレント売込みのノウハウをパン屋の売り込みに応用したのでしょうか。やっぱり経営感覚は大切ですね。

さて、通勤途中にある唯一のパン屋さんが少し心配。売れ筋の菓子パン路線に走って食事パンが少ないことと、商品数が少ないこと。全部売れてもいくら儲けるのか心配です。何とか閉店しないで頑張っていただきたい。

体に良いコーヒー20150522

コーヒーが好きです。毎日600mlくらいは飲みます。朝コーヒーメーカーでいっぱい淹れて水筒に入れ、残りは飲んでしまいます。血圧正常化、食欲増進、覚醒作用、等々、言われていますが、とにかくかおりが好きです。

以前はスーパーですでに挽かれた袋入りのを買っていました。安いですが風邪をひいたりのどの調子が悪い時はイガイガして飲めませんでした。10年位前から、スペシャルティコーヒーを扱う店で豆を購入しています。お値段は500g単位で買うとスーパーで買うものの倍くらい。少ない入りのはもう少し高くなります。でも味が全然違う。雑味がないというか、のどの調子が悪くてもすいすいおいしくいただけます。1日あたりにすると100円くらいですから、コンビニのコーヒーよりも割安です。

スペシャルティコーヒーとは、一定の基準に達したおいしいコーヒーのことのようですが、その中でもさらに選ばれた、カップオブエクセレンスという賞があります。この受賞豆はさらに倍くらいのお値段で、普段は買いませんが、先日サンプルをいただいたので飲んでみました。

甘い、さわやか、軽やか、浅煎りなので苦味はほとんどなく普段飲んでいる中深煎りコーヒーとは別物です。なめらかでさらっとしていて体によさそうな味がします。ごくごく飲んでしまいそうで危ないですね。やっぱり買うのはやめておきましょう。

コーヒーの風味はフルーツやナッツ、キャラメル、はちみつなどに例えて表現されています。いろいろなコーヒーを飲んでみると、産地によって違いがあるのもわかってきます。でもまあ、あまりこだわらずにおいしく体に良いコーヒーをいただきたいものです。

ドライアイ?20150520

眼が乾くと訴える患者さんがいます。ドライアイらしいと言って受診します。ドライアイは、涙の異常です。涙の量が少なかったり、成分のバランスが悪く蒸発しやすくなります。治療は主に、涙の量や質を補う目薬を使います。

眼が乾くと訴える方には、ドライアイがないか診察します。明らかに涙の量が少ない方もいますが、中にはそれほどでもない方も。しかしよく見ると慢性の結膜炎があったり、モニターを見続ける仕事で眼を酷使していたり。結膜炎のかゆみや異物感を乾きと感じることもありますし、眼精疲労の重苦しさを乾きと感じる方もいます。

この季節は少なくなりますが、空調の効いたオフィスで働く方は、室内の湿度が低く、温風冷風の吹き出し口近くにいると眼表面から水分がどんどん蒸発してしまいます。コンタクトレンズをしている方は特につらい季節です。ドライアイは環境にも左右されるのです。

一方で乾き以外の症状を訴える方の中に、ひどいドライアイ状態の方もいます。眼が痛い、疲れ目、かすむ、など。面白いのは(つらい方には失礼ですが)涙が出る、と訴える方の中に高率でドライアイが見つかります。涙が出るのにドライアイ?そうなんです。涙の分泌には基礎分泌と刺激性分泌がありますが、刺激性分泌まで障害されることは少ないので、目を保護している基礎分泌が減ると外からの刺激に弱くなって少しの刺激で刺激性分泌による涙が出てしまうのです。外に出ると涙が出る、とか、風に当たると涙が出るとか(これは正常だともいえますが)。

ここまで読んでくださった方のために豆知識を。パソコンのモニターを見ている時は瞬きが減っているというデータがあります。瞬きの度に涙が眼表面を潤しますので、意識して瞬きしてみてください。そして目線は上から見下ろす角度がまぶたの開きが少なくなるので涙の蒸発を減らせます。見上げたり横目使いはまぶたの開きが大きくなりがちです。椅子やモニターやデスクの位置を工夫してみてください。

皆様が眼の乾きに悩まされないことをお祈りいたします。

ブログ始めました 20150519

いろいろと思いついたことを書いていく予定です。

最初の話題は、先日参加した、ノーザンホースパークマラソンについて。

2011年の第1回大会から5年連続出場しています。走り始めたきっかけの大会であり、この大会について書くとちょっとした作文が書けるくらいいろいろドラマがありましたが、今年は出走が危ぶまれる事態に。前日まで、『今回は棄権かな』と思っていました。

2週間前のゴールデンウィークに、山を走っていてこけてしまい、くるぶしを強打、ひねったわけではなかったので、すぐ直るかなと思っていたのに、3日たっても4日たっても腫れが引かず、整形を受診しました。幸い骨折はしておらず、でも全治3週間の診断。恐る恐る『1週間後にランニング大会があるんですけれど,』というと『痛くて走れない』とのお言葉。『いたくなかったら走ってもいいですか』と食い下がると、先生に苦笑いされました。

ということで、もちろん走る練習はできず、歩くのも立っているのも嫌で、自転車に乗っていました。トレーニングはスイムのみ。大会5日前くらいから、やっと回復の兆しが見えてきました。

大会当日朝、まだ腫れている足首をへたくそなテーピングで固定し、とりあえずスタートラインに立とう、かかと着地をすると痛いけれど、つま先着地なら痛くないので、無理せず頑張らず行けるところまで行ってみようとスタートしました。

練習のスピードより遅いので苦しくもならず、淡々と一定の速度で進めます。例年全力で走っていたので余裕ありませんでしたが、今回は余裕なので、カメラを持って走らなかったのが悔やまれます。競走馬の練習用の坂を走ったりする面白いコースです。

なんだかんだで昨年より4分遅れでゴールできました。しかもゴールで紙のメダルを持ったお姉さんにつかまりました。シニア女子4位入賞!賞品ももらえます。転んでもただでは起きないとはまさにこのこと。途中でやめなければいいことありますね。

ゴール後に理学療法のコーナーでテーピングしてもらいに行くと、腫れている足首を見て、あきれられてしまいました。よい子はマネしないでね。腫れている時は安静が第一です。決して7Kmも走ってはいけません。