J.S.バッハ20150525

中学生のころピアノを習っていました。初級の終わりころに取り組む、いわゆる『バッハインベンション』、これが何度弾いてもよくわからない。3曲目くらいで先生があきらめて、1番だけやってください、と先へ進むことを許されませんでした。そんなことで、ピアノと音楽の道をそこで挫折し、高校では吹奏楽のフルートだけを継続しそれも卒業と同時にやめてしまいました。

高校のころからクラシック音楽を聴くようになりましたが、バッハは意識して避けていたように思います。ずっと苦手意識を持っていました。

それから20年以上の時がたち、フルートを再開することになりました。フルートの曲を色々聴くうち、やっぱ、バッハだな、と。バッハの曲を吹けるようになりたい、という目標を掲げて練習に励みました。2年くらいでまず、管弦楽組曲第2番に取り組みました。舞踊音楽で、有名な曲なのでまずは入門編としてさらっとやってみます。そしてさらに月日は流れ、ついにフルートソナタに取り組むこととなりました。練習だけでなく勉強もしなくては。

まずは平均律と純正律について。『平均律クラヴィーア曲集』って誰が訳したのか知りませんが、原題は平均律ではないとか。バッハの時代は平均律はまだ広まっていなくて、純正律から移行途中の音律が使われていたとか。音律の歴史や物理的なことを勉強してみました。そして、バッハの音楽の背景。当時は音楽といえばほぼ宗教がらみだったようで、宗教観がどう曲に出ているのか、今勉強中です。バロックの形式や決まり事もわからないことだらけだし。課題は次々出てきます。大バッハ先生にリベンジなるか?乞うご期待。

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