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小青龍湯ショウセイリュウトウ 漢方製剤ノート⑤20150815

アレルギーの咳やくしゃみによく使われますが、眼科でもアレルギーに使います。

効能;気管支炎、気管支ぜんそく、鼻炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、感冒での水様痰、水様鼻汁、鼻閉、くしゃみ、喘鳴、咳嗽、流涙

処方;半夏6.0、麻黄、芍薬、桂皮、五味子、乾姜、細辛、甘草各3.0

作用機序;抗アレルギー作用、抗炎症作用。ヒスタミン遊離抑制、好酸球抑制、アセチルコリン作用抑制、など。

副作用;間質性肺炎、低カリウム血症、肝機能障害、過敏症など。

注意;麻黄を含むため。エフェドリン、カテコラミンなどの含有製剤と併用すると交感神経刺激作用が増強することがある。

証;中間証

注:本投稿は漢方製剤を勉強するため、最低限抑えるべき項目を列挙しています。実際に投与する場合、服用する場合は、製品の添付文書、注意書きにしたがってください

三越がない?20150814

札幌の南1条西4丁目西向きの歩道で高齢の女性に道を聞かれました。南を向いて、「こっちに行ったらどこに行きますか?」ふつう道を尋ねるときは目的地を先に言いますから、何と答えるか一瞬考えました。「イトーヨーカドーに行きますか?」と聞くので、「まっすぐ行って左手にありますよ」と答えるとなんだか納得がいかない様子。「三越に行きたかったんだけど」「それは反対を右に進むと斜め向かいに見えますよ」!わかりました。電車を降りて目の前にあるはずの三越がなくて戸惑ってしまったようです。「電車の工事で停留所がずれているんですよ」「三越がなくなったのかと思って、仕方ないからイトーヨーカドーに行こうとしたんです。変だと思って、聞いてよかった」そりゃ不安になりますよ。あるはずのものがないんだから。自分がぼけちゃったんじゃないかと思いますよ。おそらく30年間も電車利用して街までお買い物にいらしてたんでしょう。それが突然何の予告もなく変わっていたら驚きますね。車内のアナウンスはどうなっているのでしょう?降りた地点についてわかりやすい説明はしていないのかな。警備員さんみたいな人は外に2人も立っているのにね。今度確かめてみよう。

柴胡桂枝湯サイコケイシトウ 漢方製剤ノート④ 20150812

風邪がこじれてきた際によくつかわれます。

効能;発熱、汗が出て悪寒し、体痛み、頭痛吐き気のあるもの。感冒、流感、肺炎などの熱性疾患。胃潰瘍、十二指腸潰瘍、肝機能障害などの心窩部緊張疼痛

処方;柴胡5.0、半夏4.0、桂枝、黄ごん,人参、芍薬、大棗、甘草各2.0、生姜1.0  小柴胡湯に桂枝と芍薬を加えた構成になっている。

作用機序;膵炎抑制作用、免疫調整作用、活性酸素消去作用を持つことが知られている。

副作用;間質性肺炎、低カルシウム血症、肝機能障害、過敏症など

注意;高齢者へは減量など

証;虚証から中間証

注:本投稿は漢方製剤を勉強するため、最低限抑えるべき項目を列挙しています。実際に投与する場合、服用する場合は、製品の添付文書、注意書きにしたがってください。

UTMB-TDSに出場するには⑤観光20150809

せっかくシャモニーに来ましたから少し見物を。時差ボケもなく、レース2日前の朝さんぽをしてみます。フランスですから洋菓子、パンのお店、ワインの店など並んでいます。カフェもところどころ。大好きなパンを買ってみました。もう食事はこれだけでもいいみたい。素泊まりなので、パンと持ってきたインスタント食品、スーパーで飲み物と果物など買えば十分です。レースのゴール地点にはゲートが立っていました。観光案内所もあります。最後のカーブの手前の広場にオープンカフェがあり、いい雰囲気なのでランチをいただくことにしました。写真入りのメニューで頼みやすいし味も良いですが、何しろ高い。1ユーロ140円で二人でランチして5000円越えです。 冬はスキー、夏は登山などスポーツ目的で滞在する人が多いですから、スポーツショップ、アウトドアショップが充実しています。メーカーの直営店はそれなりのお値段ですが、ディスカウントショップのような店もあります。大会出場者へのディスカウントもあり、お買い物を楽しみました。

月曜の夕方はUTMBのレースカテゴリーの中で最長のPTLがスタートしますのでお見送りしました。日本人もいます。長丁場ですからゆったりしたスタートです。いよいよ36時間後には自分たちも出発です。盛り上がります。

レースの前日は激しい雨。ホテルの横を流れる川は増水しています。明日の天気はどうなるでしょうか。前日の受付に向かいます。川沿いに受付会場となる体育館があります。1時間前には並ぼうと行きましたが、すでに300人くらいならんでいます。朝のシャトルバスの時間が早すぎるといやなので、早めの行動です。案内表示はフランス語、英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語で書かれています。ちなみにTDSの出場者の国籍はフランスが1番多いですが、2位はスペイン、3位イタリア、4位イギリス、5位ベルギー、6位日本です。UTMBは日本がベルギーを抜いて5位、150人以上が参加しています。列に並んでいると、ボランティアをやっているという日本人に声をかけられました。「シャモニー在住の3人の日本人女性が、案内ブースにいますのでわからないことがあったら聞いてください」と言ってくださり心強く思いました。受け付けは、まず自分のナンバーと身分証明書を見せて、装備チェックの用紙をもらいます。ナンバーは列の途中で掲示されていたので、そこで覚えておかなければいけないのですが、気づかず、自分の順番が来てから確認しに戻るという失態を。あほなアジア人だと思われたに違いありません。持って走らないと失格になる装備が15個ほどありますが、そのうちランダムで5個チェックされました。OKが出ると配布物をもらいリュックにタグ、腕にリボンをつけられ、スタート地点までのバス予約券をもらいます。

前日の夜は早く休みますが、寝る前におにぎり作りをします。日本からパックのごはんと海苔,乾燥梅を持参し、当日朝バスの中で食べるためのおにぎりを作ります。和食の店があり、夕方スタートのUTMB選手向けにおにぎりを作ってくれるようですが、TDSは早朝で、ホテルは5時前に出発なので、自分で準備です。 レース当日の様子は、所属のトレランクラブのブログにアップしていますのでご覧ください。

http://blog.livedoor.jp/htrc/archives/2014-09-12.html

 

UTMB-TDSに出場するには④旅行20150803

今年のUTMBまで1カ月を切りました。ということは私が出てから1年になろうとしているんですね。そこで行きの旅行について書いてみます。

①でも書きましたが、レースの2日前には到着したいところ。時差や体調を整えるのにそのくらい余裕がほしい。水曜早朝がレーススタートなので日曜の深夜着にしました。土曜昼、職場から千歳空港へ。国際線乗り場から、大韓航空で仁川へ。荷物を預けるとき何も言わなければ最終目的地のジュネーブまで行ってしまうのですが、仁川で1泊ですから荷物もいったん受け取れるように手配します。宿泊は航空会社が手配してくれるので、着いたらどこにいったらよいか確認。今回大韓航空の都合で1泊することになったのに、宿泊の案内が英語のメールだけで、何とも不親切。日本発の日本人向けに日本語で書いてくれてもよさそうなのにね。千歳空港のカウンターで日本語でしっかり確認しました。仁川に降り立ってカウンターで案内してもらい、迎えのバスが来るまで待ちましたが、担当の方はフレンドリーで安心できました。ホテルについてさーどうしようかと思いましたが、思いがけずビュフェ2食付ということだったので、どこも行かず部屋でのんびり体力温存作戦です。離島なので街に出るには電車に乗らなければなりません。部屋から駅が見えましたが、空港そばの、航空会社スタッフが泊まるホテルでした。食事もおいしくほっとしました。ここで驚きの子育て事情。現地の人のようですが、食事中子供にタブレットでアニメか何かを見せている。まあ、昔私も家ではテレビを見ながら子供と食事しましたけれど、今や外食でもそうなんですか。びっくりです。

2日目、空港でどこへ行ったらよいか、よくわかりません。チェックインは済んでいるが荷物を預けなおさなくてはならない。目星をつけたら聞きまくる。チケットを見せて、どこに行ったらいいですかと聞く。全6回飛行機に乗りましたが、聞かなくてもよいのは最初の千歳だけ。あとはうろうろしながら進むべき道を探していました。搭乗口まで気が抜けません。ある意味レースより難しい。次はアムステルダムです。飛行機の中は、なんか食べていればそのうちつきますが、スキポール空港は広くてどこに行ったらよいかよくわからない。時間は余裕あるので乗り継ぎのKLMカウンターを探してまた聞きます。ホームページには乗り継ぎ簡単と書いてあるのに全然簡単じゃありません。やっと搭乗券をゲットして搭乗口にたどり着きました。

さて次の飛行機を降りて荷物を引き取ると、ジュネーブからシャモニーへの乗り合いタクシーのドライバーから電話がかかってきました。今出口を出たところだと伝えましたが、相手の言っていることが聞き取れない。思わず英語でしゃべってくれと言ったら切られてしまいました。で、メールが来て待ち合わせ場所は出たら右へというのでその方向へ進むとさびしい感じで、戻ってちょっと左に行くとカウンターを見つけました。ほかの乗客は待ちくたびれた様子で私たちがつくとすぐ出発です。ワゴン車に揺られて小一時間、何件かホテルを巡ります。ちょうど日付もまわり、入り口のかぎがかかっているホテルもあったりで、スリリング。私たちの泊まるホテルは大きくて24時間対応、深夜着を伝えてあったので無事入室できました。

葛根湯カッコントウ 漢方製剤ノート③20150801

一番有名な漢方製剤かもしれません。風邪のひき初めに使われますが、眼科領域の炎症にも使います。処方を見ると芍薬甘草湯が含まれていますね。麻黄に含まれるエフェドリンは強い薬理作用を持ちます。

効能;感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましん

処方;葛根4.0  麻黄3.0  大棗3.0   桂皮2.0   芍薬2.0  甘草2.0  生姜2.0

作用機序;プロスタグランジン抑制効果と条件によっては増強作用を発揮する。インターロイキンに対する作用を持つ。

副作用;不眠、発汗過多、頻脈、動機、全身脱力感、精神興奮、食欲不振、胃部不快感、排尿障害、過敏症、低カリウム血症など

注意;麻黄含有製剤、エフェドリン含有製剤などとの併用は慎重に。

証;中間証から実証に用いられる。

注:本投稿は漢方製剤を勉強するため、最低限抑えるべき項目を列挙しています。実際に投与する場合、服用する場合は、製品の添付文書、注意書きにしたがってください。

大黄甘草湯ダイオウカンゾウトウ 漢方製剤ノート② 20150731

一般的に使われる便秘薬です。

効能;便秘症

処方;大黄4.0     甘草2.0

作用機序;大黄中のアントラキノン誘導体の作用による

副作用;甘草による、偽アルドステロン症、低カリウム血症など

注意;妊婦、産婦、授乳婦には投与しないことが望ましい。

証;いちじるしく体力の衰えているものには使えない。

注:本投稿は漢方製剤を勉強するため、最低限抑えるべき項目を列挙しています。実際に投与する場合、服用する場合は、製品の添付文書、注意書きにしたがってください。

 

芍薬甘草湯シャクヤクカンゾウトウ  漢方製剤ノート①20150729

日本薬局方収載の漢方製剤は24処方です。一つずつ勉強します。ツムラの添付文書と、漢方スクエアを参考にします。処方はなるべく薬局方に則ります。

芍薬甘草湯は、マラソンで足がつったときに使うなど、スポーツする人が使う機会が多いようです。筋弛緩作用があります。

効能;急激におこる筋肉のけいれんを伴う疼痛、筋肉、関節痛、胃痛、腹痛。

処方;芍薬6.0、甘草6.0

作用機序;ノルアドレナリン神経系活性化作用、プロスタグランジンを抑制する

副作用;主に甘草による、偽アルドステロン症、低カリウム血症

注意;高齢者には減量して投与

証;証に関係なく使用できる。

注:本投稿は漢方製剤を勉強するため、最低限抑えるべき項目を列挙しています。実際に投与する場合、服用する場合は、製品の添付文書、注意書きにしたがってください。

猫の古典文学誌20150722

私は完全なる猫派です。猫が日本人とどうかかわってきたかを古典文学から読み取った著者による作。平安時代は大陸から輸入した猫を飼うのがステイタスだったとか、船旅で書物を運ぶのにネズミにかじられないよう見張るのが猫の役目とか、猫の目で時刻を知るために朝鮮出兵に従軍した猫がいたとか。

猫はお釈迦様の最期の時に薬を届ける邪魔をしたから仏教の敵で涅槃図には猫は描いてもらえなかったとか、逆にうちのお寺の涅槃図には猫が描かれていて珍しいから見に来てと客寄せに使われたり。どちらにしても、猫が嫌われていたという感じはないようですね。

猫を多く描いた浮世絵師、歌川国芳についても触れられていました。4月に展覧会が開かれていましたから記憶に新しい。いろんなポーズの猫を描き、ダジャレにしたり、組み合わせて別の絵を作ったりと、かなりいろいろやっています。やっぱり猫は昔も今も愛されるべき存在なのかな。

弦楽四重奏と木管五重奏20150719

PMF(パシフィックミュージックフェスティバル)の季節です。ウィーン演奏会とベルリン演奏会に行ってきました。どちらもPMFの教授陣によるアンサンブル演奏会で、なんだか似たようなコンサートに思えますが、かなり違いを感じるものでした。

ウイーン演奏会は、主にウイーンフィルの弦楽器奏者による室内楽の演奏会で、メインは弦楽四重奏曲。ベルリン演奏会は、主にベルリンフィルの管楽器奏者による室内楽の演奏会で、メインは木管五重奏曲でした。一言でいうと、前者はまじめ、後者は楽しい、です。

弦楽四重奏は究極の演奏形態という人もいるほどで、4台の楽器できっちり構成されている曲が多く、作曲家も演奏家も鑑賞者もまじめに取り組まなくてはいけない雰囲気があります。観客はまじめなクラシック鑑賞者といった中年男性が多く、これまたまじめそうなパートナーを伴っている人も目立ちました。演奏者は見た目、気難しい感じで、ニコリともせず演奏していました。弦楽四重奏団はいろいろありますが、常日頃から一緒にアンサンブルを重ねて少しでも理想に近づけようと努力しているイメージです。同じオーケストラ所属といっても、普段四重奏を組んでいるわけでもない4人が即席で組んでも、納得できる演奏は難しいのでしょうか。もちろん一流の音楽家ですからそれなりに曲を仕上げますが、どうも満足されていないように感じました。

木管五重奏は初めから楽しみのために書かれたような曲が多く、鑑賞者はもちろん、演奏家も楽しそうです。観客は女性グループが目立ち、若い人も多く、PMFのアカデミー生も盛り上がっていました。演奏家はユーモアがあり、演奏前に観客に呼びかけてみたり、アンコール曲を紹介するとき冗談を言ったりします。演奏中はもちろん真剣ですが、曲が終わるとにこやかで満足げな表情に変わります。木管五重奏は楽団を組んで継続的にやっている音楽家もいますが、イベント的に集まった奏者で演奏することも多いと思います。同じオーケストラ所属メンバーなら息もぴったりでしょう。普段一緒に演奏する機会のない奏者たちが集まったときも、出会えて一緒に演奏できる喜びをかみしめながらやっているのを感じます。私もいつか楽しみのために木管五重奏団を作るのが夢ですよ。

今回の弦楽奏者で、チェリストが体調不良のため出られなくなり、その息子が代役でやってきました、メンバーの中で一人だけ若く、ベテラン奏者とやれる喜びがつたわってきたのが特筆すべきことでした。