UTMF2015参戦記その⑥富士山資料館~太郎坊~すばしり20160914

A5を出るとどんどんSTYの選手に抜かされていく。A6の関門はSTYの方が早いからこの区間で全員に抜かれるはずだ。山道に入って後ろにつながったと思ったらスペースを見つけてずれて,先に行ってもらう。STYの選手は、こんな最後尾のへろへろUTMF選手をもリスペクトしてくれる。頑張ってくださいとか、多くの人が声をかけてくれた。中に名前を呼んでくれた人がいた。確認する余裕もなかったが、同じクラブのMさんくらいしか思い当たらない。お返事できなくてごめんなさい。

何度も道を譲りSTYの後方になると譲られても困る人も出てきたようなので少し自分のペースで進んだ。富士山の周りを一周するこのレース、ほとんどはふもとかさらにその周囲の山を進むのだが、A6だけ富士山本体にある。高度があがり森を抜けてじゃりじゃりの山肌に出る。開けているのでずっと向こうにエイドらしきものが見える。だんだん日が傾く。細かい石で走れない。歩いて進む。声援が聞こえてきた。ずいぶん登ってきたようだ。標高1415m富士山5合目 17:00 A6太郎坊着

余裕がない。ここから下りなので、あまり休まず行こう。後ろの方なので、食べ物も少なくなっている。後で知ったが、STYは関門延長になっていて、まだ少し後ろの方にいたようだ。17:18 A6発。

じゃりじゃり下りがしばらく続く。頑張ってスピードを出す。30分も下ると、平たんな直線路に出た。すっかり日も暮れ霧がかかって前が見えない。ひたすら直進。どこまで続くのか。頑張らないと間に合わない。焦りが出てきた。疲れと焦りで体が硬くなったのか、腰に違和感が出てきた。直線路がやっとおをるとしばらく下り、舗装路に出る。エイドはもうすぐに違いない。腰に力が入らない。頑張って走ろうと思うがからだがまえに傾いてしまいうまく走れない。

19:07 A7 すばしり着。ドクターらしき人が体調は大丈夫かと聞いてきたので「腰が変です」と答えた。少しでも横になって休めるといいのだけれどそんな時間もない。トイレに行って補給したらもう関門時刻だ。ドクターストップがかかるのではないかと心配したが、「しっかりしてそうだし、120kmも走ってきてるんだから体に異常が起きてあたりまえだ。A8にマッサージがあるから受けてみたら」と言って送り出してくれた。19:28 A7発。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です