「トレーニング」カテゴリーアーカイブ

汗は天然の化粧水20170130

以前は冬になると足腰お腹など乾燥してかゆくなり、ワセリンなど塗ってせっせと保湿していたものですが、ここ2年くらい、冬場の乾燥を感じなくなりました。顔の乾燥、化粧乗りの悪さもほとんど感じることがなくなりました。

ランニングで全身汗だくになるのがその理由のような気がします。以前、スポーツと言えば、水泳、これは水の中でやりますから、かなり一生懸命やっても汗をかかない。自転車、暑い日でも走っている最中は汗が風ですぐ乾かされてしまうので止まっている時しか汗をかかない。太極拳、ゆったりした動きですから、汗をかいてもじわっとにじむ程度。ランニングは走り始めて5分もすると汗だくで、止まってもしばらく汗が出続けるほどです。全身の皮膚の代謝が上がっています。皮膚は最大の臓器ですから全身の皮膚が一斉に汗を出しはじめるとかなりのエネルギーが使われかなりの量の水分が使われてているはずです。皮膚が体内から水分で満たされる感じがします。これは潤いがキープされるはずです。外に何か塗るよりよっぽど潤います。

運動がいいのでしょうか。ただ暑いところにいるだけでも潤うのでしょうか。寒くなると乾燥しがちになることから考えて、暑いことはお肌にはよさそう。運動をすれば心拍数が上がって皮膚にも末梢まで血液がよくめぐりますからさらに汗の産生が多くなるのでしょう。肌荒れや乾燥に悩んでいる方は、週2回くらい激しい運動をしてみてはいかがでしょうか。

 

雪道で転びにくいのは20151227

雪道では歩くより走る方が転びにくい説。これは去年私が立てた説です。ただし普段走っていない人には難しいかも知れません。

まず、どういうときに転ぶでしょうか。冬道が滑ると思って注意しているときはまず転びません。滑るであろうことを予測していますから、滑っても体勢を立て直せます。転ぶのはほぼ100%、滑ることを忘れているとき、ここは滑らないと思っているとき。たとえば、何かに気を取られてよそ見をした時、地面が滑りそうもないように見えた時。特に、ビルの大理石の床のエントランスは、雪道から逃れた安堵から気を抜くのですが、靴に着いた雪が解けて床が濡れてひどく滑ります。

さて、数年前からトレランを始めた私は気付きました。雪道を走っても転ばないことを。理由を考えてみました。雪道を走るときは地面に集中します。トレランでも転びたくないので地面に集中する習慣がつきました。歩いているときは体に余裕がありますから、ながら歩行ができます、特に歩くことに集中しなくても勧めます。走るときは、余計なことを考える余裕がなく走ることに集中しているので転びにくいのでないでしょうか。

歩くときはかかと着地しますから、滑ると後ろに転ぶ可能性が高い。走るときかかと着地もありますが、私はつま先着地を心がけています。その方が足首、膝が痛くならないので。そしてつま先着地は前傾姿勢になりますので滑っても前に行くので体勢を立て直しやすい。

ということで、走るときのほうが転ぶ要素が減りますので転ばないという説立てました。まだ賛同者がいませんが。これを読んだ方、小走りでよいから試してみてください。

 

脳を鍛えるには運動しかない20151215

ジョンJレイティの著書です。(2008年1月アメリカ、2009年3月日本)もう8年近く前の本です。

運動すると脳細胞の発達を促進する物質がいろいろできるとのこと。
授業の前に30分のランニングをすると、成績がアップした高校の話や、うつやパニック障害などに運動が薬と同等の効果をもたらすとか。更年期障害や老化にまで運動が体と脳の両面から好ましい効果をもたらすということ。私たちが経験的に感じていることを、細胞レベル、分子レベルで証拠を上げてくれています。

つまり、体を動かすことと、思考することはどちらも脳の働きで、区別して考えるべきではないということでしょうか。分子レベルで見ると、脳の中では同じことが起こっているということです。そして脳により強い刺激を与え、成長を促すのは運動だということ。少しのストレスが成長には必要で、ストレスによって増える物質が脳細胞の成長を促す物質を増やすよう働きます。

体各部の運動神経、感覚神経に対応する部分が脳にありますが、大きなスペースを占めているのが手指と口,舌です。ペンフィールドのホムンクルスが有名です。では、手指と口を同時に動かせば脳は鍛えられるのではというのがわたしの考えです。管楽器はどうでしょう。特に木管楽器は両手の10本の指と唇、舌を同時に使います。おまけに視覚と聴覚、呼吸筋も使いますから、脳を鍛えるのにこれ以上ないと思っていますがいかが?

UTMFウルトラトレイルマウントフジ20151010

しばらく更新をさぼっていました。その理由は、これ。UTMFに参戦してきたからです。

富士山の周りをぐるっと170km走るこのレース、思いのほかダメージが大きくて、10日間ほど壊れた状態でした。まだつま先に痛みが残りますが、ほぼ元通り、いや、強くバージョンアップしているかもしれません。

今までの最長距離は119kmですから、その辺までは体は大丈夫だと思っていました。その先で、体に思わぬ変化が現れました。腰に違和感、力が入らない感じ、無理に頑張ろうとすると、体が前に傾いてしまうのです。その昔、オリンピック女子マラソンのアンデルセン選手が、ゴール前フラフラになり、前に体が傾いた状態でゴールしたシーンが見られましたが,ちょうどあんな感じで体が右前に傾いてしまうのです。

そのため、そこから先は走れなくて、でも意識はしっかり、足も痛くないし、心肺にも不安はなかったので、歩いて進みました。155km位まで行きましたが、時間切れ収容となりました。

で、次の日あたりから、激しい腰痛が。4日後くらいが痛みのピークでした。筋肉痛です。つまり、もともと腹筋より背筋が弱く先に筋肉を使い果たしてしまって、普通なら腹筋と背筋がバランスを取って体を直立させているのに、頑張ろうとしたとき腹筋の力が勝って前に傾いてしまったんだろうと思います。筋肉にはそれぞれ拮抗筋があるということを身をもって体験しました。

そして回復期、食べても食べても体重が元に戻りません。かなりのダメージを修復するため栄養が使われているようです。10日経ってやっと体重が増えそうなので、せっかくですから食べるのを控えめにしておきましょう。でも実は今が理想体重。今までダイエットしてもトレーニングしても、なかなかここまで落とすことはできませんでしたが、しばらくはこの体重をキープしたい。せっかく厳しいレースに挑んだのですから。ゴールの感動は得られなかったけれど、体重減はしっかりつかんでおきましょう。

完走率が41%とたいへん低い厳しいレースでしたので、完走できなくても出走者1363人中579位と半分より上位だったのです。

北海道マラソン 20150910

子供のころからTVでマラソン観戦するのが好きでした。2時間があっという間に経ってしまう感じがしました。

その大会が、生で沿道で見られるというのですからいてもたってもいられません。

北海道マラソンを、27年前の第2回大会から沿道で観戦、24年前、一緒に観戦した夫が感化されて走り出し、21年前、3年たって出場を果たしたので応援とサポートに回り、9年前からは日曜診療になったので、職場のそばを通過するときちょっと抜け出して応援し、と応援歴25年、北海道マラソンのことなら何でも聞いてのわたくしが、2年前、スタート時間9時のファンラン新設のニュースに、『これだ』とひらめきました。これなら走ってから診療に間に合う、と。

それから、時速12km(1キロ5分ペース)で1時間走り続ける練習をしました。当日のスタートはフルマラソンの選手の後ろからスタートですから、号砲がなってからスタートラインを超えるまで時間がかかります。それでも。1時間で走り終えて出勤しなければならないので、ブロックの先頭を位置どって、規制が解除されたら隙を見て前のほうに進んでいきます。スタートしてからは端の方や少しの隙間を見つけてすり抜けて走っていきます。フルマラソンの後ろの方は時速8.5kmですからスピードが違いすぎ、容赦なく抜いていきます。

こんな調子で第1回ファンランで女子6位になりホームページに名前が載りました。去年は前に書きましたが海外遠征中だったので出場できず、でも、早い人が出てきてレベルが上がっていました。今年はどうなるか、2年前と同様に頑張りましたよ。結果7位。タイムは前よりよかったので大満足の結果となりました。ゴールでサッカーのあの小野と稲本が迎えてくれたのに、TVカメラの取材につかまってハイタッチできませんでした。TVには放映されなかったみたいですしね。どなたか見ていないですよね?

UTMB-TDSに出場するには③トレーニング20150630

①、②と書いてきたことは、お金はかかりますが、お金さえあれば、親切で知識のある知り合い、先生、旅行代理店のツアーコンダクターなどいれば極端な話、自分でやらなくても準備できます。しかし体の準備は、自分がやらなければできません。

訓練しなくてはならないのは、7000m登って降りられる筋力、そこそこの走力、33時間動き続ける体力、疲れても食べ続けられる胃腸、高い心拍数に耐えられる心肺機能、ルートを見失わず、路面変化に素早く対応できる集中力。

筋力トレーニング。いわゆる筋トレは好きでないし時間がもったいないので、山を登って足を鍛えました。家から一番近い山、藻岩山をなるべく駆け上がり、なるべく駆け下ります。はじめは筋肉痛ですが、回を重ねるうち1往復は楽にできるようになります。時間があれば2往復するようにしました。下りでは集中を切らさないよう意識して集中力を鍛えます。視力は鍛えるの難しいですが、必要な能力です。下りのスピードの中、路面を目で見て着地位置を決めなければなりません。

走力トレーニング。ロードを走るのは好きではないので、ジムのトレッドミルでスピードを上げて走ります。安定したフォームではしれるよう、腹筋背筋を意識して練習します。心拍数もかなり上がるので、ついでに心拍トレーニングも兼ねています。ジムではしったあとはプールで泳ぎ、上半身筋トレと足のクールダウンを同時に行います。ジャグジーでストレッチして筋肉のケアをしておきます。

体力トレーニング。営業時間後の徹夜での引っ越しとか、座っていなくてもいい時は立ったり中腰でいたり、家事通勤仕事トレーニングと切れ目なく体を使ってみたりと、日常生活で休まなくても動ける体を作っていきました。エレベーターを使わないのは当然として、荷物運びも率先して行います。

胃腸はどうしましょう。暴飲暴食は避ける。果物,ヨーグルトを毎日食べる。ストレスをためない。心を広く持つ。胃腸は精神状態に左右されやすい臓器ですから。

練習量は一般的な選手よりかなり少ない方だと思います。タイムではなく、時間内完走を目指しますので、ぎりぎりレースに耐えられる体でOK.かなりの長時間長距離を続けて走る練習をする方もいますが、それは体のトレーニングというより、自信をつけるメンタルトレーニングの意味合いが強いように思います。走りすぎはかえって体にダメージを残すかもしれません。

レース1~2週まえから風邪をひかない、お腹を壊さない、けがをしないなどの体調管理に細心の注意を払います。レース前に長旅が控えていますから、万全の体調で出発しないと当日どうも体がすっきりしない、などということになりかねません。それほど実力の無い者がそれでもウルトラレースを完走してやろうと臨むのですからいろいろ考えて準備しなくてはね。逆に言うと、ウルトラなトレランレースは、走力だけでないさまざまな要素が求められますから、総合力を持てば戦えるということになります。

3本ローラー20150608

足をけがして、力いっぱい走れないので、2年くらい休んでいたロードバイク練習を再開しようと思い立ちました。自転車を室内で練習するためにローラー台の上で漕ぎます。後輪を2本のローラーの上で回し、前輪は1本のローラーに引っかかっているような恰好です。これがまた難しい。上手な人はローラーの上で安定して漕ぐのですが、バランス感覚が鈍いとまっすぐ立つまでかなりのスピードを出さないと安定しません。私の秘策は片側を壁にぴったり付け、反対側にはベッドを置き倒れた時に備えます。スピードが出てまっすぐ乗れるまで、壁に肩を接して支えます。久しぶりに乗ったらすっかり乗り方を忘れていました。

外を走るときはGPSでスピードや距離がわかりますが、室内練習ではサイクルコンピュータが必要ですです。台の上を動きませんから、どれだけ漕いだのか、回転数から距離を割り出してくれるセンサーがついています。心拍数を測るベルトもあります。乗るのが恐ろしいこともあって、はじめるとすぐ心拍数は130まで上がります。5分で汗だくになります。心拍と時間で練習強度を調節して、走行距離を見て達成感を感じます。でないと、回し車のハムスターと変わりませんから。久しぶりに使ったら電池が切れそうで、センサーがとぎれとぎれにしか反応してくれません。ということで、今日の練習は練習の練習ということで、電池を取り換えてから始めます。

練習のお供のDVDなんかも用意しなくてはね。ということで、本格的練習はもう少し後になります。サボっている暇はないのですが。

タイヤ交換20150603

今頃スタッドレスから夏タイヤに交換ですか?いえ、自動車ではありません。自転車のお話です。

愛用のマウンテンバイクは、もう10年以上乗っていますが最初のタイヤは7~8年使って履きつぶしました。そして替えたタイヤが2年過ぎ、擦り切れて毛羽立ってきました。これは危険です。あんまりもたなかったなー、でも2.3年で替えるのが普通かな、と思いつ、危険なので替えるしかありません。実はこのタイヤ、取り替えて割とすぐに自転車屋さんで点検してもらった時、若いお兄さんに、タイヤすり減っているから替えた方がいいですよ、と言われていました。でもさすがに2.3カ月しか使っていないものを買い替えるつもりはありませんし、この程度は、まだまだ使えます。今回は替えません、ときっぱり断ってから2年での交換になりました。

このとき交換をきっぱり断れたのは、理由があります。最初のタイヤは本当に擦り切れるまで履いて、ついに走行中チューブが破裂してしまいました。擦り切れているのに気づいてからしばらく乗っていましたから、ちょっと減ったくらいはまだまだ安全と確信できました。

同じサイズのタイヤを買いたいと、3件ほど自転車店を覗きましたが、おいていないか、あっても1種類、選べません。ネットで買うことにしました。ネットで買うと自分で交換しなければなりませんからね。まあ、前のタイヤも自分で交換したし、マウンテンバイクのタイヤ交換なんて簡単、と思っていたのですが。

タイヤをはめるのに、どうしてもチューブをかんでしまって、なかなかうまくいきません。悪戦苦闘すること約1時間、手が真っ黒になりながらも完成させました。たまにしかやらないと、なかなかコツがつかめません。道具の使い方も忘れてしまいます。でもこれで、パンクの恐怖から解放されました。不法自転車の取り締まりも厳しくなるといいます。快適な自転車で、正しく車道を走行していきましょう。