もう一つのアルデヒド20220628

先日アルデヒドは毒というお話をしました。前回はお酒のアルコールからできるアセトアルデヒドのお話ででしたが、もう一つ身近なアルデヒドがあります。ブドウ糖はアルデヒドなのです。アルデヒドはほかのものにくっつく性質が強く、体内組織を糖化してしまいます。それが老化現象の一つと言われています。

ただし、血液中でブドウ糖がすべてアルデヒド型で存在しているのではなく,化学の話になりますが,アルデヒドは反応しやすいので、分子の中で反応して環状構造になり、ほとんどがアルデヒドではない状態で存在しています。

砂糖の分子はショ糖と呼ばれますが、ブドウ糖と果糖からできています。果糖そのものはアルデヒドではないのですが、ブドウ糖よりアルデヒドに変化しやすい性質を持っていて、要注意です。

血糖値が高いとよくないというのは、微量でもアルデヒドという毒がゆっくり体を害していくからなのです。

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