札幌交響楽団 モーツァルト グランパルティータ20170405

札幌駅前にできた六花亭ふきのとうホールへ初めて行きました。札響メンバーによる室内楽コンサートです。入場料は4000円ですが、六花亭のポイントをためていたので400ポイントで入場券と引き換えることができました。お菓子を40000円以上買ったことになりますが、お客様を大事にしている会社だと思います。
以前札響メンバーによる、カメラータ札幌という室内楽グループがありファンだったのですが、その管楽器メンバーはみなさん出演していました。音楽は楽しく、演奏は大満足でした。でも気になったことも。
1曲目はリヒャルトシュトラウスの「13管楽器のための組曲」初めて聞く曲でしたが、最初、音が過剰に響きすぎて、耳がおかしくなったかと思いました。最前列にいたのが悪かったのかもしれませんが、ホールが少人数のためにできているのか、狭い感じでホルン4台が響きすぎに感じました。2曲目はタイトルになっている、モーツァルトの「グランパルティータ」で、各楽器の音はそれぞれバランス良くはっきりと聞こえました。この曲の第6曲テーマとヴァリエーションは、フルート四重奏曲のそれとほとんど同じ曲です。モーツアルトは良く使い回しをしていますね。

さてここで一つの疑問は、この曲には指揮者は必要だったのかということです.カメラータ札幌には指揮者はいませんでした。9人くらいは指揮者なしでも合わせられますね。13人は難しいのでしょうか。確かにテンポが変化するところは難しいのかな。最近読んだもの(某楽器店のサイト)には、研究によると奏者は視覚で合わせられると書いてありました。特に顔や楽器の動きを見て合わせるそうですが、首から下しか見えない状態でも合わせることは可能だとのこと。プロだから、事前に打ち合わせしておけば指揮者なしでも演奏できるのでしょうね。それに少人数のアンサンブルは多少ずれるのもまた聞いていて味があると思いますが。今日の演奏は指揮者がいましたから音のタイミングはピッタリでした。(少なくとも私にはそう聞こえました)ぴったり合うのは気持ちいいですし職人技、美しさを感じますが、指揮者なしの演奏ではスリルや楽しさをより強く感じることができる気がします。

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