バッハ管弦楽組曲全曲演奏会20170127

札幌交響楽団の定期演奏会に行きました。バッハの管弦楽組曲第2番はフルート協奏曲といった感じで、レッスンを受けたこともあります。急きょ思い立ち、当日券を買って聴くことにしました。3番、2番、1番、4番の順で全4曲が演奏されました。
少人数の編成ですから、いつもの定期演奏会とは趣が違います。第1、第2バイオリン、ビオラが各6人、チェロ4人コントラバス2人の弦楽5部にチェンバロ、3,4番はトランペットとティンパニ、1,3,4にオーボエ、1,4にファゴット、2番にフルートと、多くても30人とちょっとです。普段の定期演奏会では100人くらいステージに上がりますから、ずいぶんさみしくみえますが。

曲は、宮廷での舞踏会が目に浮かぶような楽しく生き生きした感じです。実際当時の舞踏会で,指揮者が客の様子を見ながら適当にリピートして頃合いを見て次の曲へ移ったという話も聞いたことがあります。指揮者のマックス・ポンマーさんのバッハ研究をもとにした演奏会ということで、終始楽しげに指揮棒を振っていらっしゃいました。流れるような、しかもメリハリのある演奏でした。よっぽどうれしかったのか、定期演奏会で最後にアンコール演奏をしてくれることはほとんどないのに、第3番の2曲目、G線上のアリアをやってくださいましたよ。

余談ですがパンフレットの解説によると今は管弦楽組曲と呼ばれていますが、作られた当時は組曲とはきめられた曲の形式を持つものとされていて、バッハはこの曲を組曲とは呼んでいなかったそうです。序曲から始まる曲とか呼ばれていて、確かに楽譜の表紙にはouverture(序曲)と書かれていましたので、序曲の楽譜しか入っていないのかと思いましたが、そういう意味だったようです。

もう一つ余談。当日券はクレジットカードは使えないし、キタラクラブの割引対象外で、残念でした。前日に電話予約すればよかったのに後悔しました。

 

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