大正9年から昭和6年にかけて刊行された植物図鑑です。札幌農学校2期生で後に教授になった宮部金吾と,ともに研究をしていた工藤祐舜により作られたが、なんといっても美しい画を描いた須崎忠助の力が大きい。植物画を見るのが好きで、いつか描いてみたいと思っていますので、この本の原画展が開かれるという情報に触れ、すぐ借りることにしました。といっても借りられるのは、もちろん出版当時のものではなく、小型にして口語表現に改められた復刻版です。学問的に正確で、実用的に配置、編集されておりなお美しく観賞してよしという、日本はもとより世界でも最高レベルの図鑑ということです。精密に描かれた図は隅々まで見ても見飽きることがありません。札幌にこんな素晴らしい植物図鑑があったなんて感動します。図書館で借りられますので、興味のある方は是非ご覧になってください。
はじめまして。「この本の原画展が開かれるという情報に触れ・・・」とのことですが、もしもご面倒でなければ場所日時などお教えいただけますでしょうか。わたしもこの図鑑のレベルの高さに感銘を受けたひとりです。
展覧会は残念ながら3月下旬に終了したようです。私が初めに接した情報は、こちらです。北海道likersというサイトの2016年3月11日の記事です。
http://www.hokkaidolikers.com/articles/3394?utm_campaign=article3394&utm_medium=post&utm_source=facebook
ご教示、ありがとうございました。