コーヒーおいしさの方程式20160315

コーヒーの味を構成しているものを科学的に表現していて、大変わかりやすい本です。コーヒーを買うとき、ナッツの香りとかオレンジの風味とか、どこから来るのかと思っていましたが、わかりやすく書かれています。精製方法もなぜそういうのか、イメージをよくするための名づけ方だとか。今まで雰囲気で聞き流していたものがなんだったかわかりました。今度コーヒー店に買いに行ったら仕入れた知識をひけらかしてみようかな。
でもこういう科学的に表現した本は世界でも珍しいらしく、それが不思議です。それは著者の一人でコーヒーマニアの科学者、旦部さんの探究心のおかげです。焙煎、つまりコーヒーの生豆に熱を加えることによってどんな化学変化が起きどんな成分ができるのか、一般向けの本ですから、化学式は出てきませんが、加水分解と脱水反応が主な変化ということです。それによっていろいろな香り成分ができるとのこと。

抽出するときの器具の特徴も詳しく述べられていますし。深煎りと浅煎りの風味の差、それぞれを生かす抽出など、今までの疑問が一気に解決しました。豆の精製や焙煎は自分でやらないけど、抽出は毎日やりますから、少し詳しく勉強しておきましょう。コーヒーメーカーを使わず、手で入れた方がおいしいかも、。

 

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