ハイメス特別企画メモリアルコンサート20151201

札幌の音楽界の発展に尽くした竹津宜男さんをしのんで、ゆかりのある曲をプログラムにしたコンサートです。小編成で心にしみる曲が並びます。

コンサートに行くとまず気になるのが客層ですが、今回やけに60代以上の女性が多い。そんなプログラムなのか疑問でしたが、4曲目で納得。ステージにはかなり年配の女性が目立つ合唱団が登壇しました。この方たちのお仲間お友達が多数来場しているのだと。正直ちょっと引いてしまいました。足もとのかなり危なっかしい方もいますし、大丈夫かと。ハイメスって若い音楽家メインじゃなかったっけ?しかも指揮者は70歳にもなろうかという感じの針のように痩せた女性。

曲が始まりましたが、女声合唱は聴き慣れないのでピンときません。でも指揮はきびきびした感じで合唱団を操っている。だんだん曲に引き込まれていきました。ソプラノのソリストが曲を引き締め、バリトンのソロの後の合唱パートで(不覚にも?)涙があふれてきました。曲はフォーレのレクイエム。歌詞の意味はわからないけれど亡くなった方のために祈る曲。そういう気持ちになる曲でした。でもやっぱり指揮者の痩せ具合が気になって仕方ない。

そのほかの曲では、モーツァルトのピアノ協奏曲18番のピアノ四重奏版がなかなか。ピアノとヴァイオリン、チェロ、フルートという編成。フルートは高音なので小編成だとソロやメロディが多いですが、この曲はソロほとんどなし、メロディはピアノとユニゾン、たまに対旋律、あとは2ndフルート的な使われ方。ヴァイオリンはソロがたくさんあるのと対照的でした。こういう使われ方もあるのだと勉強になりました。

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