本年最後の診療を終えました。皆様お世話になりました。
さて、年末気になったのは、乱視の方が老眼になった時どうするかです。
遠近両用コンタクトレンズは遠くと近くの両方をコンタクトでピントが合わせにくくなったときに試す価値のあるレンズですが、ずっと乱視用コンタクトをお使いの方にとっては、逆に遠くも近くも見えにくいということになりがちです。
乱視用のコンタクトレンズを使っていた方が、手元が見づらくなってきたときの対処法
1.今使っているレンズの度数を下げる。遠くは少し見づらくなりますが、近くは断然見やすくなります。それで遠くが見づらく困るようなら
2.近視の度数は下げるが、乱視の度数は上げる。乱視の度数は、実際の目の屈折より少し弱めにしていることが多いので、その場合は乱視の度数を上げると遠くの見え方も、近くの見え方も改善することがある。それでもどちらか見づらければ
3.利き目に遠くが見やすいレンズを入れ、反対の目に近くが見やすいレンズを入れる。左右のバランスが気になるようならできませんが、両目で見ている限り、あまり気にならない方が多いです。あるいは
4.利き目に遠くが見やすいレンズを入れ、反対の目は遠近両用にする。乱視の弱い方ならこれでもいいかもしれません。それでも今より遠くが見づらいのはいやな方は
5.今までどおりのレンズの上から老眼鏡をかける。これが鮮明さでは一番勝ります。あるいは、1日使い捨てレンズをお使いの方なら
6.遠くがよく見える度数、近くの見やすい度数のコンタクトレンズの度数を何種類か用意して、その日の都合で使い分ける。
ざっと挙げてもこのくらいの方法があります。あとはお仕事や趣味などでどのくらいの見え方が必要なのかを考慮して決めていくことになります。
先日ご相談に見えた方は、1.の対処で満足されて相談して良かったと言ってくださいました。
年齢のせいとあきらめずに、ちょっと試してみませんか。